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イベントレポート:みんなでつくる、ごみを生まない小売 #2

2023年のイベント後も、斗々屋はさまざまな新しい取り組みをしてきました。


斗々屋の賞味期限切れ商品コーナー

たとえば、賞味期限切れ商品の販売。日頃当たり前に賞味期限切れの商品を廃棄している人は驚かれるかもしれませんが、実は、賞味期限を過ぎた商品は、食べても安全上の問題はありません。「消費期限」が食品を安全に食べられる期限を示しているのに対し、「賞味期限」はあくまで、食品の品質を保証するものに過ぎないのです。


そのため、イギリスのとあるスーパーマーケットでは、500品目の食品・観葉植物のパッケージから、賞味期限が削除されることになりました。この背景には、イギリスの家庭で毎年捨てられる660万トンの食品のうち、70%がまだ食べられるものだったというデータがあります。日本では、この割合は40%ほどまで減りますが、これも決して小さな数字ではありません。


賞味期限切れ商品の販売は、店舗から出る食品ロスを減らす上でも、賞味期限に対する消費者の意識を変える上でも、重要な取り組みだと言えます。



また、コロナ禍で一気に定着した宅配サービス「Uber Eats」にも参入しました。

通常のUber Eatsでは、食品容器が大量のごみになってしまうのがネック。しかし斗々屋ではデポジット容器を選択できる仕組みを採用。返却時に返金を受けられるお得感から、デポジット容器を選択するお客さんが多いとのこと。また、容器を入れる紙袋は、お客さんから寄付してもらったものをリユースしています。


さらに東京では、代官山に新店舗「BIOSK by Totoya」をオープンしました。「BIOSK」の名前の由来は、オーガニックを意味するBIOと、小売店のKIOSK(キオスク)。気軽に買えるけど、環境負荷が低い。すぐに手に入る手軽な食べ物だけど、体にもやさしい。無理をしなくても自分や家族のことも、社会のことも、自然環境もケアできるような、循環型のライフスタイルをサポートするミニストアのモデルショップを目指しているのだそう。


梅田さんによると、ご近所さんに使ってほしいという狙い通り、野菜や卵などの日配品がよく売れているとのこと。また、職場が近い人のランチ需要も意識して、食品ロス対策で生産しているデポジットレトルトの瓶詰めや、パン、サラダ、テイクアウトドリンクの提供もしているのだとか。



そして京都本店も、2024年2月2日にリニューアルしました。合言葉は「目指せコンビニ」。量り売りのハードルを下げて、もっと気軽に来てもらえるお店を目指したいとの意図で、今回のリニューアルを行なったのだそうです。

そのためにはじめた新しい取り組みもあります。


1つ目は、ギフトでも使える有料紙袋の導入。デポジット瓶は重いと敬遠する人に、もっと手軽に利用してもらうために提供を開始したという狙い通り、紙袋を取り入れてから、売上はぐっと伸びたとのこと。


オリジナルのメッセージが大きく印刷された紙袋は、贈り物に活用すれば、ごみを減らすための選択肢を知ってもらうきっかけになるかもしれません。「限界まで再利用して、使い終わったら古紙回収へ出してください」という注意書きが、斗々屋のスタンスをよく表しています。



2つ目は、プラ製のデポジットクリア容器の導入。これに伴い、鮮魚やその他魚介類の取り扱いを開始するとともに、精肉の取り扱いを再開しました。中身が見えるプラデポジット容器を利用することで、すでにパッケージされた商品を購入するという、普通のスーパーのような手軽な買い物でのゼロウェイストを実現しました。


もちろん、鮮魚や精肉はマイ容器での量り売りも可能。お惣菜の他、すでに味付けされていて焼くだけのお魚やお肉など、「忙しくても美味しい!」を可能にしてくれるものを販売しています。

3つ目は、テイクアウト、ランチ利用を促進するサラダステーションの設置。入り口を入ってすぐのショーケースの中には、美味しそうなお惣菜や新鮮な食材が並び、ここではテイクアウトのフードやドリンクも注文することができます。サラダやサンドイッチは、ロスが出ないように作り置きはなし。いつでも作りたてを楽しむことができますし、お好みに合わせて好きなお惣菜のサンドイッチを作ってもらうこともできます(もちろんイートインも可能!)。


ちなみに、テイクアウトドリンクやスープに使用されている容器は、バンブーとバガスでできた完全プラフリー。一般的な紙コップは、中がプラスチックでコーティングされているものがほとんどですが、これならコンポストも可能です。



手軽に美味しく、体にも地球にもやさしく。を目指すラインナップは他にも幅広く、蓋を開けてレンジでチンするだけのデポジットレトルト瓶詰め「はらぺこシリーズ」、その離乳食版である「はらぺこベイビー」。さらには、お湯で溶くだけの味噌玉や、レンチンするだけのおにぎりも、コンビニと同等の価格で販売しています。


そして、食後にはデザートも楽しめます。天然素材だけを使った色鮮やかなオーバーナイトオーツ、プリン、レアチーズケーキなど、可愛くてパッと手に取りたくなる、健康によくておいしいおやつたち。斗々屋が、健康志向の環境にやさしいコンビニを目指す本気度が伝わる、充実のラインナップです。


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画像はTotoya.inc ご提供。無断転載はご遠慮ください。


筆者:むるま

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